iPhone4契約時のゴタゴタ part.2

そして改めて予約を取った店(近所のY電機)でも、本契約の際に店側のセコい態度が目に付く。

事前に説明を受けた時には深く考えていなかったが、どうやらiPhone4を購入するには有料のオプションサービスであるところの「Wホワイト」に加入する必要があるらしかった。

何か違和感を覚えて引き取りに行く前にそのことについて調べてみると、Softbankのサイトでは「Wホワイト」加入が条件であるというような説明は為されていない。さらにググっていると、この記事に行き当たった。正にこの被害に遭うところだったというわけだ。

引き取り当日、このことをひとこと言ってやろうと考えながら店に向かった。
そして改めて契約に関する説明を受けるが、やはり「Wホワイト」加入が必須だという。音声通話は使わないつもりだから外してくれと言っても、1ヶ月で解約しても良いからとりあえず入れと返される。そこで、ついに
「お宅の社長がtwitterでかくかくしかじか言ってるらしいですが?」
と切り出すと、突然店員の表情がバツの悪そうなものに変わり、
「あぁ、そうですね…。でしたらWホワイトのご加入は結構です」
と宣ったのです。なんということでしょう。。

各販売店でのオプションサービスの契約数に応じてsoftbankから販売奨励金が出ると↑の記事にある。その為に販売店が、iPhone買うためにオプション加入という条件を課すというところまでは、おそらく法的には問題ないのでしょう。仮にそういう店があったとしても、普通に考えれば必要ないオプションを付けられる店として淘汰されるだけだ。しかしそれだって、「店Aではオプション加入が必要だが、店Bでは不要だ」という情報が消費者側に提示されている前提がないと、フェアネスに欠けるのではないか。

今回の俺の場合にしてみても、孫さんがtwitterでその旨の発言をしたことを知っている人は良いが、知らない人からはただ黙って1ヶ月分のオプション料金を徴収する魂胆なのだ。これは所謂情報弱者の足下を見た悪意ある搾取であり、その意味では、無料をうたって課金アイテムで女子供から金を巻き上げるソーシャルゲームのビジネスモデルと同じ理念だ。そういえば最近は、GREEとかモバゲーのテレビCMで無料です!!と大きな声で言わなくなったのは、流石に消費者庁かどこかから指導が入ったのかなぁ。

ビジネスとしては、大人の論理では、問題はないかもしれない。けれど、どうしたって何か嫌な印象を受けてしまう。これは一体なんなんだろう。また行き着くところは政治哲学か…w

このiPhone4の顛末は半年以上前の話だし、今でも各販売店ではこのようなことがまかり通っているのかどうかは分からないけど。会社の信頼やブランドは、アイドルを起用したCMとかではなく、こういった部分で培って欲しいものです。経営哲学も色々なんだろうけど。