北海道旅行記 Part2
2011/2/10 木曜日
9:00 摩周湖
昨夜の夕食では、期待していた蟹料理が出なかった。そこで、ホテルの近くにある蟹屋さん(?)である加藤水産を朝一番に訪れた。ホテルの料理で蟹が出なかった旨を伝えると「皆さんそう言って来てくださるんですよね」と笑っておられた。このことが示すのは、つまり・・・。そして蟹食べたいというと、仕事をしている方もいらっしゃる暖かい事務所に通してくれ、立派な鱈場の脚をかなり安く出してくれた。甘くて肉厚で、無茶苦茶旨かった。
そして、霧の摩周湖へ。摩周湖はカルデラ湖であり、湖を見晴らす摩周岳も標高が高い(857m)。山の西側の道路は冬期通行止めになっており、弟子屈を回って南側の道から山を登る。この日も気温は低いものの、風は弱く、しっかり着込んでいればさほど寒いとは感じなかった。湖面は岸の近くが一部凍っていたが全体的には凍っておらず、空は雲に覆われて雪も舞っていたが、なかなかの絶景だった。日本一とも言われる透明度や霧については実感できなかったので、また夏に来てみたい。
帰り際にお土産を調達。お約束のまりもコーナーには、大きなもので5000円のまりもが売られていて吃驚。そういえば、まりもっこりはココが故郷なのか…?そして「森の雫」という怪しげな飲み物にチャレンジ。飲む森林浴って、白樺樹液100%って、どういうことなの…。飲んだ感想は、一緒に飲んだ人物曰く、「ヨーグルトの上澄みの部分みたい」。正にそんな感じの風味。美味いものではなかったですw
12:00 網走
摩周湖から一気にオホーツク海へ出て、いざ流氷!…のつもりが、当日の流氷(というか海氷)の密接度は1〜3(十分率)という表示で、遠くに少し見える程度だった。車を降りて雪が積もった砂浜まで歩いたが、普通に波が打ち寄せておりました。
砕氷船は時間的にパスし、網走駅近くの道の駅で昼食をとった。選んだのは、テレビで観たことがあるような気がする、青いカレー。その名も流氷カレー。食券を買って大人しく待ち、出てきたのは美しくも(?)グロテスクな色合いをした、紛う事なき青いカレー。カレーが青い。鶏肉とホワイトソース(?)で海に浮かぶ流氷が再現されている。でもカレーが青い。どないやねん。そして味は…微妙。インドカレーとクリームシチューを混ぜたような味わい。カレーにしては甘いけど一応スパイシー。恐らく、この王蟲の体液のような色を見ないで、始めから目を閉じて先入観なしで食べれば、食べられない味ではないんだと思う。料理は見た目も大事だということを身を以て知りました。勉強になりました。う○こ味のカレーとカレー味のう○こ。蟲の体液に見えるカレーと、カレーに見える蟲の体液。料理も見た目が9割なのだろうか。
Googleマップで網走監獄を検索すると網走刑務所の場所を示す。網走に現役の刑務所があることを知らず、始めはそちらを目指してしまい、慌てた。ややこしいだろww
博物館「網走監獄」には、門の前まで行った。当時、この極寒の地での獄中生活はどのようなものだったのか。思いを馳せつつ、中には入らずに撤収。朝から雪は舞っていたが、少し強くなる。服に積もった雪の結晶が観察できた。
16:00 北きつね牧場
キタキツネ可愛すぎワロタ。昔(25年以上前)は餌をあげられたらしいが、今はあげられないということだった。エキノコックスかな。手を出すとカプリとやられた。手袋を差し出すと奪い取ろうと一生懸命になってた。狐×手袋ということで、新美南吉「手袋を買いに」を思い出した。観光バスの団体客と鉢合わせてしまい、五月蠅かったのが残念だったけど、狐可愛かった。
18:00 層雲峡温泉
2日目の宿泊地は層雲峡温泉。道中、21kmオーバーで云々で1.5万円を失うというトラブルを乗り越えて、丁度良い時間に辿り着いた。翌日に札幌の友達に聞いたところによると、北海道の田舎の道は前に車がいない状況では絶対に飛ばしてはいけないらしい。ですよねー><
泊まったのは「ホテル大雪」。前日の宿よりも二回り大きく、格調高いホテルだった。窓の向こうには山が見え、ふもとでは氷瀑まつりなる催しが行われている。夜はライトアップされているのがホテルの窓からも見えた。
料理はコースのプログラムが置いてあるアレで、独創的な料理も多く、楽しめた。特に、タマネギを器にしたビーフシチューグラタンは面白かった。お洒落な割りに簡単に作れそうだし、そのうち作ってみたいなー。
温泉は、大浴場がホテル内に3つもあった。開放的な雪景色を楽しむ露天風呂と、露天はないがとても広い内風呂と、ホテル最上階にある展望風呂。頑張って3つ入った。やはり温泉宿はこうでなくては。温度も熱すぎず温すぎずの適温で、非常に気持ちよかった。ビンゴ大会を開催したり、色々頑張ってるホテルだ。
風呂に入って、ロビーでダラダラして、幸せに就寝。最終的な2日目の走行距離は260kmくらい。名古屋から姫路くらいかw
そこまで言って委員会:TPPとFTAのコストとベネフィットの図
たかじんのそこまで言って委員会。2011年2月6日放送分。
平成の開国だといってTPP参加に積極的な菅内閣に対して「TPPには参加せず2国間FTAと個別補償で農業を再生すべき」という主張を掲げて、山田正彦前農水大臣が登場した。
その際にこのデータを示して「誰が考えても、TPPよりも重要品目に絞ったFTAやEPAを、特に東アジア共同体を目指すべき」と述べていた。
実際的な話はよく分からないけど、このグラフの目盛りの取り方がフェアなのか気になったのでメモ。
あと、カロリーベースの食糧自給率で0カロリーのコンニャクはどう計算するんだって話にワロタw
更に後半は山田さんフルボッコでワラタw
北方領土のパートでは、(インドに対する中国を真似て)既に住んでるロシア人を在日ロシア人としての資格を与えるというのがおもろかった。
米軍基地で知らないことには無責任なことは言わない哲ちゃんと、色々諦め始めてるように見える三宅さんもいいなぁw
未来屋書店 イオン幕張店
イオン幕張店(元カルフール)の2階にある未来屋書店。日曜の午後ということもあってか、かなり人が多い。
未来屋書店は、過去に土浦駅で行ったことがある気がする。調べてみると、未来屋書店はイオンの100%子会社で、他にもいくつかの店名で出店しているらしい。そういえば、土浦の駅ビルは、あれはイオンだったのかな。と思ってググると、やはりイオングループ(とJR)がペルチという名前でやってる駅ビルだった。納得。
土浦駅の店でも感じたけど、なかなか良い雰囲気を作っている印象。黒を基調としたロゴとか本棚が良いのだろうか。
店の広さは…あれはどれくらいなんだろう。あまり広い方ではない。
そして所々に椅子が置いてあって座り読み(?)できるようになってる。そういえば土浦店には店の敷地の端にソファがあったような。
敷地の通路側には小洒落た棚があって、オススメ(?)の本がいくつかディスプレイされている。今の時期は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が異常な程に大プッシュされてるなw
ドラッカーも『もしドラ』も、年も明けてそろそろ賞味期限切れだと思うんだがどうなんだろう。あれ、アニメ化するんだっけ?…って、NHKかよw
店の奥にはkids landと称した児童書コーナーも設けてある。全体の敷地に対して、このコーナーの割合が意外に広い。こういう空間を作るのは良いと思うけど、結構高い所まで本が置いてあるなぁ。
そしてこの店で特徴的なのは、店の一角に古本コーナーがあるということ。棚が4列くらい並んでいるだけなので、そんなに広い場所を割いているわけではないが、面白い。でもここに古本売りに来る人なんているのかなw
最近は色々な所でこういう店舗も増えてきたけど(TSUTAYAとか?)、どういう経営戦略なんだろうなー。何にせよ、こうやって試行錯誤していかないとどうにもならないんだろうな。
本屋の検索タッチパネルって何文字も打つのに感度悪い場合が多いけど、ここのは反応が良かったような気がする。システムもシンプルで使い易い印象。大型書店では書店の中の地図まで表示したり印字したりするタイプもあるけど、ここのシステムではナシ。でもあれって実際見づらいし、これくらいシンプルが良いと思う。そもそも未来屋書店はどの店舗もそんなに広くないから、書棚の場所案内までは必要ないだけかもしれないw
この規模の書店でも、始めて書くと色々あって面倒だなw
あとは箇条書きー
・広さに対してスタッフが多かった?日曜だからかな。
・スタッフの名札に、手書きで一言が書いてある。笑顔で丁寧に接客します、とか。
・今写真を見ていて気付いたけど、観葉植物(本物?)がいくつか置いてある。
Restart
一応始めますかね。
とりあえず、各情報サイト登録。
いくつか仮エントリ。
ここまで昨日の話。
ネット上の無料コンテンツ
ネット上で無料でコンテンツを提供することに関しては色々な人が色々なことを言っている。しかしやはり、ユーザのモラルの低下(というか無節操さの助長)という意味では、害悪なのではないか。まだしばらく落ち着きそうもないネット社会の過渡期の中で、ビジネスとして回すことを維持するには、コンテンツ提供者がユーザ教育もしていかなくてはならないだろう。
iPhone版の無料産経新聞を毎日読みながら言うのもアレだが、それだってやり過ぎでしょう。情報であれコンテンツであれ、自分にとって価値ある物を無償で手に入れることに世の中が慣れすぎると、ビジネスの前提がよくわからなくなってくる。
この動画は、ニコニコ動画の、お金を落としてくれないユーザへの皮肉みたいなものが多分に込められているように感じるけれど、ユーザを付け上がらせないという態度は非常に良いことだと思った。
辛坊治郎『日本の恐ろしい真実』
- 作者: 辛坊 治郎
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 単行本
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刮目せよ。一貫して読者に向けられているのは、そういうメッセージなのだろう。曇りなき眼で見定め、決めよと。
その姿勢と、消えた100歳問題を予見したというそれなりな炯眼は素晴らしいと思うのだけれど。なんとなくイヤらしいキャラである意味損してると思うw
本書のほとんどの議論は、公が国民に対して提示している様々なデータをあげて、その数字の真の意味や、その数字を提示すること自体の意味に斬り込みながら進む。
例えば。農水省発表の日本の食糧自給率は40%となっているが、これはカロリーベースで算出した数字であり、(世界的には一般的な)金額ベースによる食糧自給率ならば70%はある。一般にも洋食より和食は低カロリーであり、カロリーベースなら実際的な状況よりも食糧自給率を低く見せることができる。ここには、農業助成金がたくさん欲しい農水省の思惑が表れている。
そのような、常識で少し考えればおかしいとわかるのに、明らかな不正義がまかり通っているこの国の現状を次々に炙り出していく。政治や経済の知識が乏しい自分でも、こうやって一つ一つ説明してくれればよく分かる話ばかりだ。
市の子どもへの読書啓発活動の報告で、「一週間の平均読書冊数が5年間で3冊から6冊に増えた」という記述があったのを思い出す。しかし報告書では、「学校主導の読書週間における」という但し書きが抜けていた。というか明らかに省いていた。この一文だけでも突っ込みどころが多すぎて、ブログですらいちいち指摘する気にはなれない。あまりに酷い。データを提示する側のモラルと、受け取る側のリテラシー、その両方が改めて重要だ。
また著者は、政治や企業などと共に、マスメディアの欺瞞に対する批判も痛烈に加えている。その虚構にまみれたマスメディアの顔として長年報道に荷担してきたお前が言うのか、という気持ちになる部分もある。既に読売テレビを退社したとはいえ、著者本人は今なおメディアの人だ。「恐ろしい真実」や大人の事情によってテレビでは言えないことがあるのも、わからないではないけど。
p123 とどのつまり政治とは、「国民から集めた税金を、何に使うかを決定するプロセス」だ。
p167 教育の場を自らの思想流布の場と考える異常な教師たち >>確かに、教師をやってる友人たちにしても、マクロに社会や教育を考えながら教壇に立っているだろうか。社会的意義からいって、ミクロな授業をこなせば良いという考えでは明らかに足りない。